自分は会話が苦手だと思ってしまう外部的要因
会話が苦手と思ってしまうのはなぜか?
自分は人と会話することが苦手だと思っている方はたくさんいるのはないでしょうか?
学生時代もあまり他人としゃべってこなかったし、働きだしてから今もそんなにしゃべっていないから、自分は会話が苦手なんだと思っている方。
果たして、あなたは本当に会話が苦手なのでしょうか?
今まで会話してきた人がたまたま自分と合わないだけ、もしくは自然と会話が弾むような環境にいなかっただけということが往々にしてあります。
様々な周りの要因で、会話をする気にならなかった、もしくはする必要がなかったのに、自分は会話が苦手なんだと勝手に思い込んでいるのではないでしょうか?
会話をするのに上手いも下手もなく、そもそも優劣をつけること自体が間違っています。
生き生きとしゃべることが出来ないのは、もちろん自身の未熟さなどもあるでしょうが、周りの環境が原因であることが多々あります。
それらを細かく分析し、知っていくことで、苦手意識はなくなっていきます。
明らかに自分が原因であれば対処は出来ますし、原因がぼんやりしている状態で、いきなり自分のせいだと考える必要はありません。
今回は、あくまで自分が原因であるかもしれない、ということはひとまず置いておいて、自分は会話が苦手だと思い込まされる外部的な要因は一体何なのか?探っていきたいと思います。
相手がどんな人間か把握する機会がない
学生時代でも、社会人としてでも、様々誰かと会話をする機会はあると思いますが、相手がどんな人なのか、自分も相手も互いにある程度分かっていないと、言いたいことは言えません。
どんな人か分からないというのは非常に話しずらいものです。
自分も相手が分からず、相手もこっちのことが分からないのであれば、互いに身動きが取れません。
これを言ったらいけない、また、この人にはこんなことは言われたくない、などと水面下でお互いに牽制をしあい、本音を言い合って弾んだ会話をするというのは程遠い場所にあります。
しかし、どんな人間かなど、よほどの機会がなければ把握することは困難です。
例えば、家族の様に一緒に暮らす、学生時代であれば部活や創作活動で何か一つの目的に向かって一緒に作業をする、会社であれば何か仕事の課題を力を合わせて乗り越える、などでもしない限り、そうそう互いのことは分かるものではありません。
学生時代で言えば部活に入ったり、休み時間にスポーツをしている輪に参加したり、グループ分けをされて何か課題をやらされる、もしく修学旅行くらいしかなく、後は知る機会などほぼありません。
積極的なコミュニケーションが求められ、ある程度厳しさがあり、チームとして相手のことを考えなければならないスポーツの部活動などは良い機会と言えますが、全員が全員やっているわけではありません。
ほとんどの人が本当の自分を出す機会もなく、お互いに相手のことが分からないまま会話をするという闇の世界と言えます。
そういう状態では何を言っていいのかもわからず、お互いに上辺のことを言い合い、無暗に傷つけ、傷つけられ、委縮するだけです。
それは社会に出てからの方がまだ、仕事のためにしゃべるという目的があるので、学生時代よりも会話をする機会は増えますが、それでも職場によってはほぼ個人の作業で済んでしまう職場もあり、そういう機会は少ないでしょう。
会社と家を往復しているだけで、同僚や上司が本当はどんな人なのか、深い所まで把握するという事はないままという人も多いのではないでしょうか?
だから無理やり社員旅行に行ったり、飲みに行ったりと、会話をする機会を設けている会社も多いんだと思います。
自分には本当はこんな面があった、相手にも実はこんな面があった、など知る機会がなく、自分の可能性を閉じたまま、間違ったパブリックイメージを自分につけてしまってはいけません。
今の日本の社会の仕組みが、どうしても人とコミュニケーションを深く取らずに済んでしまうシステムであり、今後もそれは加速すると思いますが、そのために苦手と思ってしまうのは必然と言えます。
自分と合わない人がたまたま自分の周りに多かった可能性がある
仮に自分を出す機会もあり、周りもどんな人か分かる場があったとしても、それでも自分と合わない人が周りに多いという場合もあります。
例えば部活で10人の同級生がいて、そのうちの7人くらいと何か相性が合わないと感じる場合、自分がおかしいと委縮するかもしれませんが、その7人がたまたま自分と合わなかっただけだとは考えられないでしょうか?
漠然と相手のせいにする、自分のせいにするという訳ではなく、きちんと分析する必要があります。
それが世界の縮図でもなんでもなく、たまたま自分と合わない人が周りにいただけなのに、自分がいけないんだと思って委縮し、何か人に対して苦手意識を持ってしまうのは損です。
もしかしたら、あなたは人より何かに繊細だったり、敏感だったりしているだけかもしれません。
大人になってからだってそうです。
弱い人間や繊細な人間を、ガサツな人達はターゲットにしてくるので、そんな人達ばかりと話しているから、自分がおどおどしているように感じてしまっているだけかもしれません。
世の中にはたくさんの人がいて、自分と合う人合わない人がいます。
学生時代は一クラス30人として小中高の12年で360人、大学や専門学校で100人、社会に出てから100人と接したと、ざっくりと見積もってみましょう。
多くて600人近くと話したとして、ほとんどが浅い状態で会話しただけで、互いのことが分かる機会も少ない中で、日本の人口は1億2000万人、世界は73億人もいるのに、なぜ自分は会話が苦手だと分かるのでしょうか?
ましてや、じっくり長く深く会話をした相手なんて、家族を含めても10人もいないのではないでしょうか?
仮に自分と合わない人としか会話をしていない場合、その狭い世界で自分を判断してはいけません。
もし、この人はなぜかわからないけどめちゃくちゃ話しやすいという人にあった時、今までなんだったんだと思うことだってあります。
目的がないと基本的に会話はできない
学生時代よりむしろ、社会に出てからの方が、会話のしやすさを誰しも感じているのだとは思います。
仕事をするうえで、会話は仕事を遂行するための道具として基本的に使われ、会話をするという目的が明確にあるので、ただ無意味に世間話をするよりも、抜群に会話はしやすくなります。
何かを聞いたり、確認したり、伝達したり、教えたり教わったり、ことあるごとに会話をするきっかけが生まれます。
そうではなく、最近どう?など、何かあった?など、仕事と関係ないことを聞かれて話すことほど面倒なことはありません。
仕事では、目的がありますが、世間話には明確な目的なんてないので、相手が何を知っているのか、これを言ってもいいのかなど、顔色をうかがいつつ、ゼロから話をしなければいけないからです。
お互いに好きな物や趣味などが共通していれば、情報交換をするという目的があるのでまだ楽ですが、そうでもなく、その人のこともまだ分からない、分かっても興味を抱けないのであれば、自然と会話は困って当然です。
会話の部類において、世間話ほど難しいものはありません。
逆にその難しさを楽しめるところまで行ければ大したものですが、そういった話が苦手だからといって、会話が苦手だということにはつながりません。
どんどんどんどん話を次から次に振ってくる人は、会話が卓越してる訳ではなく、ただ鈍感なだけだということもあります。
自然な会話というのは、あくまで何か目的があるから生まれるものです。
逆に言えば、職場にもよりますが、会話をする機会が多い職場は仲良くなりやすいとも言えます。
一人でこつこつ作業をする職場や、事務などのデスクワークが多い職場よりも、接客業全般はお客さんと話すだけでなく、従業員同士も会話をよくしています。
会話をする必要がない環境にあるのであれば、それは会話が少なくて当然です。
男性同士で黙々と作業する職場など、会話がないことなど日常茶飯事です。
みんな自分のことが一番分からない
自分と合わない人やしゃべりずらい人に囲まれている、会話をする機会が少ない環境にある、というのは、自分が間違っているのかもと勘違いしがちです。
自分のことは誰しも一番分からないですが、環境を見ること、他人をよく見ることで自分が分かることもあります。
自分が育ってきた環境、今置かれている状況を振り返って、果たして自分はどうなのか、今一度考えてみましょう。
もしかしたら、原因を探っていくうちに、上記以外の原因があったということもあるはずです。
原因を探ってみて、分からなくても焦る必要はありません。
究極的に言えば、生きているのは、自分のことを分かるための長い旅とも言えるからです。
年齢や経験を重ねるうちに、分かってくることもあります。
まずはぜひ、俯瞰して自分を見てみて下さい。
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